やまさきファミリークリニック 院長ブログ

尼崎市のやまさきファミリークリニック – 内科・老年内科・糖尿病内科・小児科・アンチエイジング・渡航前ワクチン/英文診断書・治験

熱中症に注意しましょう

こんにちは。

連日の猛暑で夏真っ盛りですね。ニュースによると5日間で7000人以上の方が病院に運ばれたそうです。

熱中症はいくつかの段階を踏んで重症化します。
軽症の段階でしっかり対応すれば重症化しないので気をつけてください。

熱中症は以下の4つの種類があります。
1.暑い環境で皮膚表面の血管が急に拡張し頭への血流が低下して、めまい・ふらつきといった症状が起きる熱虚脱。
2.大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分濃度が低下して足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴った熱けいれん
3.脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気をきたす熱疲労。
4.応答が鈍い、言動がおかしい、意識がないといった意識障害が出現すると熱射病と言って死亡率も高い重症となります。

熱虚脱、熱けいれんはI度の熱中症、熱疲労はII度の熱中症、熱射病はIII度の熱中症におおよそ分類されます。

症状が軽くて自分で水分をとれるときは、塩分を含んだスポーツドリンクを飲みましょう。水だけを飲むとけいれんが起きるかもしれません。
糖尿病の方はスポーツドリンクを飲むと異常な高血糖になる可能性もあるので糖分が入っていない飲み物にしてください。

意識がおかしい、錯乱状態になっている場合は緊急事態です。体を冷やしてすぐに救急車を呼んでください。
日陰に移動させ洋服の上から水をかける、首や脇の下、もしくは股間に氷入りの袋を置くなどしてとにかく冷却して救急車を待ちましょう。

喉が渇く前に常に水分補給を心がけるだけで熱中症は予防できます。
皆さん、楽しい夏をお過ごしください。

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