やまさきファミリークリニック 院長ブログ

尼崎市のやまさきファミリークリニック – 内科・老年内科・糖尿病内科・小児科・アンチエイジング・渡航前ワクチン/英文診断書・治験

骨粗しょう症の話

こんにちは。

今日は骨粗しょう症の話です。

骨粗しょう症というと女性の病気と思っている方が多いのではないでしょうか?
女性は閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)が一気に低下してしまうために骨密度が低下してしまいます。
骨密度が低下すると骨折を起こしやすいため骨粗しょう症は放置してはいけません。
現に日本では超高齢化により、骨盤骨折が増えてきています。
2010年には骨盤骨折は153000件(!)ありました。2030年には238000件(!!)になると言われています。
高齢者の骨折は、最終的に老人施設に入所するという結果になり、寿命も短くなってしまうことが知られています。

そんな恐ろしい骨粗しょう症ですが、男性だからといって安心してはいけません。
男性は女性と比較して少ないですが、骨粗しょう症は起こります。
先日70代後半の私の父がひどい腰痛で整形外科を受診しました。下された診断は腰椎圧迫骨折。
しっかりと骨粗しょう症になっていました。

60才以上の男性の25%に骨粗しょう症があると言われています。
50-79歳の男女含めた日本人で骨粗しょう症の人は35%いるといわれているので、実に3人に1人は骨がスカスカになっています。

これまでに骨折をしたことがある方は必ず骨密度検査をしてください。
昔に比べて背が低くなった、という方は背骨の圧迫骨折があります。かかりつけの先生に相談してください。
骨折をしたことがなくても女性なら65才、男性なら75才以上では必ず一度は検査することをおすすめします。

今は月に一度だけの飲み薬や注射薬があるので外来受診した時についでに治療もできてしまいます。

ただ一番大事なのは予防です。
カルシウムをしっかり取る。特にアジア人は必要なカルシウム量の半分以下しか摂っていない人が多いと言われています。
そしてビタミンD。ビタミンDはいくらとっても良いと言っている専門家もいるくらい大事です。

1日でも長く家で過ごすためにもご自身の骨は大事にしましょう。
当院でも検査、治療ができますのでご相談ください。

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