こんにちは。
本日は小児の流行性疾患シリーズ第2回です。今回は夏に多い手足口病。
病名のとおり、手、足、口に発赤を伴う水疱ができる感染症です。
原因はコクサッキーウイルスA16、エンテロウィルスで潜伏期間は3-6日。
10歳以下のお子さんに発症することが多い病気ですが、親子で感染することも珍しくありません。
特徴的な手足口の発赤、水疱の他には、一般的な風邪のような症状、疲労、喉の痛みなどがみられます。
中には発熱する子もいますが1/3程度です。
特効薬は残念ながらありません。
口の中が痛くて食事が取れない場合、脱水になる可能性があります。
脱水を予防するためにやわらかくて食べやすいものや、アイスクリームなどお子さんの好物を食べさせることが大事です。
水分だけはなんとか摂取するように心がけましょう。