こんにちは。
当院は尼崎市で初の老年内科を標榜したクリニックです。
糖尿病も年齢が上がるに連れて増ますので必然的に高齢者の患者さんが多い傾向にあります。
もちろん家庭医療を実践しておりますので、0歳の赤ちゃんも患者さんにいらっしゃいます。
さて、そんなお子さんをお持ちのご家庭で気になるのが小児の流行性疾患なのではないでしょうか?
今後少しずつ小児でよく診られる流行性疾患や赤ちゃんのケアについての記事を書こうと思います。
本日はりんご病。伝染性紅斑という難しい名前も有ります。
先日滋賀県でりんご病が大流行しているというニュースが有りました。
この病気は両頬に蝶の形の赤い発疹(紅斑)ができる特徴のために「りんご病」とも呼ばれています。
アメリカではほっぺたをひっぱたかれたような発疹、と教科書に記載されているんですよ。
顔の発疹に次いで、手足のに網の目状(レース状) の赤い発疹が見られることも特徴です。
原因としてはヒトパルボウイルスB19というウイルスの感染です。
このウイルスの潜伏期は4~20日ですが、紅斑が出現した時にはすでに感染力はありませんので保育園や学校をおやすみする必要はありません。
ただし問題なのは、妊婦さんの感染です。死産や胎児水腫といった合併症を引き起こしますので注意が必要です。