こんにちは。
今回は感染性胃腸炎の話です。
感染性胃腸炎は最近小児のみならず、成人にも流行っています。
症状としては下痢、嘔吐、発熱がある時は疑わなければなりません。
ロタウィルスやノロウィルスによるウィルス性と、病原性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラなどによる細菌性があります。
ウィルス性の場合は吐き気止、整腸剤、カロナールなどの解熱剤で治療します。
口から物が食べられない、おしっこの回数が減っている、体重が減るなどの脱水症状があれば点滴が有用です。
特に小児は点滴するだけで顔色が良くなり元気になることがあるので注意深く観察しましょう。
また、細菌性の腸炎を疑う場合は抗生物質も必要になります。
大量の下血や、脱水がある場合は入院治療が必要になるのですぐに受診してください。