こんにちは。
先日ハワイ大学老年医学科での研修の話を書きました。
なぜ再び当時のことを書こうと思ったか。
実は私が大事にしている”自分らしく最後まで生きる”を地で行くご家族に尼崎で出会ったからなのです。
Aさんは人工呼吸器がないと呼吸ができない方でした。
自宅で介護をするにはかなりご家族に負担がかかります。また、それ以外に重篤な疾患を抱えていました。
退院するならチャンスは今しかない、というタイミングで以前からのご希望であった自宅に戻ったAさん。
自分の家でご家族に見守られながら人生の最後を迎えられました。
奥様、娘さん達の献身的な介護に支えられて自分らしく最後まで生きたAさん。病気はしんどかったに違いありませんが幸せな人生であったのではないでしょうか。
今後も自分の原点に忠実に在宅医療に取り組もうと思います。