こんにちは。
今回はアルツハイマー型認知症の話です。
認知症で一番有名なのがアルツハイマー型認知症ですね。
ドイツのアルツハイマー医師が世界ではじめてのアルツハイマー患者を報告したのが1906年ですから100年以上も前のことです。
アルツハイマー型の認知症は認知症の中でも最も多いタイプと言われていまして、高齢になればなるほど増えていきます。
コウノメソッドでは純粋なアルツハイマー型の患者さんは少量のアリセプトを使いますので、レビーらしさやピックらしさのないアルツハイマーの方にはアリセプトを使用していました。
ただそれでも食欲が無くなってしまう方がいらっしゃいまして、レミニールに変更して経過を観察しています。
その一件があったので、最近来院した明らかにアルツハイマー型の患者さんには初めからレミニールを処方しました。その方は陽性症状がありましたがグラマリールで一発改善でご家族も安心されていました。
やはり認知症治療は個々人の薬物に対する反応性を見ながらオーダーメイドが必要ですね。
コウノメソッドは頼もしい羅針盤です。