皆さん、こんにちは。
今日はアンチエイジング効果では見過ごすことのできないプラセンタの話です。
プラセンタには賛否両論ありますね。試しては見たいけれど、一度注射すると献血をすることができなくなるので危ないと思ってい方も多いのではないでしょうか?
プラセンタとは胎盤のことで、赤ちゃんがお腹の中でお母さんとつながっているとても重要な臓器です。
1ミリにも満たない受精卵が40週で3kgもの赤ちゃんに育つ場所ですから胎児を育てるのに重要なアミノ酸、栄養素、成長因子が豊富です。
もちろん、美容目的で使用することで肌にハリが出た、化粧のりが良くなった、シミが薄くなったといった声をよく聞きますし、疲労回復に効く、アレルギーが軽くなった、という声も聞こえてきます。
一方、大丈夫かしら?と心配する声もよく聞きます。プラセンタは血液が豊富な臓器ですので、未知のウィルスが混入しているのではないか気になりますよね。
日本には厚生労働省の認可を得たプラセンタが2種類あります。メルスモンとラエンネックです。メルスモンは1956年から、ラエンネックも1974年から使用されていて、プラセンタによる感染症は報告されていません。肝炎ウィルスやHIVウィルスに感染していない日本人から提供された胎盤を、強酸によって高熱処理し、さらに高温高圧滅菌をしているため、一時話題になったクロイツフェルト・ヤコブ病の原因となるプリオンというタンパク質ですら存在し得ません。
ただし日本赤十字社は念には念を入れて、血液由来製剤を使用された方からの献血を全面的に禁止しています。ですのでプラセンタを使用した人は献血できないのですね。
実際に使用している方は継続して定期的に注射することを望まれる方がほとんどですので、効果は皆さんご自身で確かめていただきたいです。
また、メルスモンは更年期障害や乳汁分泌不全があれば、ラエンネックは肝機能異常があれば保険で治療することができます。
1回1A、週3-4回であれば保険が使えますので、頻回にクリニックに来れる方はぜひご相談ください。
自由診療であれば1回3A、週1回がおススメです。
くれぐれも安い外国からの輸入品には手を出さないでくださいね。