皆さん、こんにちは。
関西地方も雪が降り、本格的に寒い冬となりましたね。
インフルエンザやノロウィルスも流行しだしていますのでうがいと手洗いはしっかりしてウィルスに感染しないよう気をつけてください。
さて、最近老年内科の話題ばかりですが、今日も認知症の話です。
毎年内容をブラッシュアップし続けているコウノメソッドですが、最近2015年版が出ましたね。
以下のリンクから手に入れることができます。
患者さんのご家族の皆様も難しいとは思いますが一度お読みになるといいかもしれません。
今年からはグルタチオンの項目が設けられ、グルタチオンのもつ有効性が強調されていますね。
当院でもレビー小体型認知症の方はもちろん、パーキンソン病の患者さんたちにグルタチオン点滴を施行しています。
注射したその場で効果が認められることがほとんどですのでご家族も驚かれることが多いです。
また、コウノメソッドを提唱された河野先生はブログは週に一度更新されており、実践医のみならず患者さんやそのご家族にも常に情報をアップデートしてくださっています。読んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
http://nagoyaforest.blog.jp/
最近のブログではグルタチオンの点滴で線維性筋痛症にも効果があることが紹介されています。
グルタチオンはもともと体内に存在する非常に強力な抗酸化物質です。加齢とともに減少することが知られていますが、グルタチオンの欠乏が多彩な症状をきたしてしまうことがわかりますね。
認知症の患者さんのご家族は本当に勉強熱心で教えられることも多々あります。私もそのようなご家族の患者さんを治したいという熱い思いに応えられるよう精進する所存です。